整形外科・リウマチ科

整形外科

「痛み」や「しびれ」は整形外科へご相談ください。

「痛み」は、病気やケガにより発生します。
すぐに治まる痛み、長く続く痛みなどがあり、痛みを感じる部分も、腰、首、頭、足など様々です。
「痛み」はとても不快な感覚です。

「しびれ」は、神経に分類される脳、脊髄、脊髄から枝分かれして腕や脚に分布する末梢神経のいずれかの障害により起こります。
また、糖尿病やリウマチ・膠原病などで末梢の神経が傷んでしまい、しびれを生じることがあります。

慢性の痛みを持つ方の中には、うつ症状を発症する方もおられます。うつ症状になると引きこもりになるため、筋力が低下します。
また、しびれは大きな病気のサインかもしれません。
痛みやしびれは我慢せず、すぐに最寄りのクリニックへご相談ください。


痛みのメカニズム

痛みは、病気やケガなどで損傷した組織を修復する間、体を動かさないように警告する役割を担っています。
体内には神経が張り巡らされており、末梢神経にあるセンサーが刺激を感知すると、電気信号が脊髄を通って脳に伝わり「痛い」と感じます。

整形外科

一言に「痛い」と言っても、個人差があり感じ方もそれぞれです。
「ガンガン」、「キュン」、「キリキリ」、「キンキン」、「シクシク」、「ジンジン」、「ズキズキ」、「ズーン」、「チクチク」、「ツーン」、「ドーン」、「ヒリヒリ」、 「ビリビリ」、「ピリピリ」、「ミシミシ」…といったように痛みの表現は様々です。

例)

  1. キリキリする
    細い針のようなもので刺すような痛みです。ストレスで腹痛を起こす方はこちらのような表現が当てはまります。
  2. シクシクする
    鈍く痛む感じです。
    みぞおち付近の痛みで多く表現されます。吐き気を伴うことが多く、食事をとると痛みが悪化します。
  3. ヒリヒリ、ピリピリする
    日焼けをした時の皮膚の痛みを表現することが多いです。
     神経障害性疼痛や帯状疱疹、更年期障害のような病気の可能性もあります。
  4. ガンガンする
    頭の中で大きな音が響くような痛みです。偏頭痛などの痛みでよく表現されます。
  5. ズキズキする
    脈に合わせて、強く痛む様子を表現しています。頭痛や歯の痛み、傷の痛みなどで使います。
  6. ジンジンする
    ひじを強くぶつけたときに、電流が走ったような痛みが生じます。また、痺れる時に感じます。


しびれのメカニズム

しびれの原因は、神経障害性と非神経障害性があります。
神経障害性の「しびれ」は、感覚受容器から末梢神経を介して脊髄、視床、大脳皮質感覚野に投射されるまでのいずれの部位の障害でも発生します。
非神経障害性の「しびれ」には、末梢循環、代謝・内分泌、過換気などに起因する疾患が含まれます。

  1. 血流障害(血管炎や脳卒中など)
  2. 神経障害
  3. 経路の一部に圧力がかかる
  4. 神経の感染症
  5. 経路の一部の神経に炎症が起こったり、外層がなくなったりする(多発性硬化症やギラン-バレー症候群など)
  6. 代謝に異常が生じる(糖尿病、ビタミンB12欠乏症、ヒ素中毒、化学療法薬の使用など)


リウマチ科

関節リウマチは、根気よく治療していく心構えが必要です。

関節リウマチは、手や足の関節の炎症で、軟骨や骨が破壊され、関節が変形する疾患です。こわばり、関節の疼痛や腫れ、全身倦怠感(だるさや疲れやすさ)などの症状があります。関節破壊は発病早期から始まり進行していきます。

正常な関節と関節リウマチの関節

現在、関節リウマチの患者さんは約70万人、男女比は1対4といわれています。
ホルモンの影響や遺伝子が影響などいわれていますが、現在も発症の原因はわかっていません。

当院では、『専門医による治療』・『看護師による患者様のケア』・『生活の質を向上するためのリハビリの提供』を軸に患者様をサポートいたします。
リウマチの活動性、全身状態を確認しながら、その方にあった内服薬や注射を選択し、痛みを改善し日常生活が問題なく送れる状態「寛解」を目指し治療します。
また、必要性に応じてリハビリテーションを行い、適度に体を動かすことでストレスを軽減したり、免疫力を高めたり、関節の動きを改善します。
関節リウマチの治療は近年飛躍的に進歩し、日常生活に大きな支障なく過ごせるようになってきています。

リウマチの症状

リウマチの検査

関節リウマチの症状は、他の疾患の症状と似ているため、問診、診察、血液検査など行います。
また、関節リウマチの進行状態を確認するためにレントゲンやMRI、エコーを行います。